IIJは6月4日、クラウド型の動画配信サービス「IIJ Media Sphereサービス」を、JAIHO社が6月21日より開始する定額制の映像配信サービス「JAIHO」の配信基盤として提供したと発表した。
IIJ Media Sphereサービスは、動画のオンデマンド配信(VOD)に必要なシステムや機能をオールインワンで提供するクラウドサービス。動画コンテンツの管理やCDN、配信フォーマットへのデータ変換、視聴分析等の機能を1つのパッケージとして提供する。
今回の提供イメージ
ユーザーは動画配布を動画ファイルを専用の管理画面からアップロードするだけで、コンテンツ管理や、TV、パソコン、スマートフォン等の視聴端末に合わせた配信フォーマットへの変換(トランスコード)等ができる。さらにIIJの大規模なCDNによって、アクセス集中時にも安定した品質でコンテンツを配信できるという。
また、今回の「JAIHO」では、エンドユーザーが会員登録や視聴を行う視聴者向けWebサイト(フロントサイト)および、会員管理や請求管理を行う管理サイトも個別に構築し、IIJ Media Sphereサービスと連携させることでVODサービス運営に求められる主要機能を一括で提供した。