NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2021年4月26日、ネットワークやクラウドの体感品質低下の原因を特定し、最適な解決策を提示する法人向けコンサルティングサービス「お客さま体感品質モニタリング」を提供開始すると発表した。
「お客さま体感品質モニタリング」のイメージ図 |
クラウド利用の拡大や新型コロナウイルス感染拡大防止を背景に、ビジネス環境のオンライン化が進んでいるが、そのビジネス環境を実現するネットワークシステムの構成は複雑化し、不具合時の高度な原因分析と対策が今まで以上に求められている。お客さま体感品質モニタリングは、オンライン環境をエンド・ツー・エンドで品質診断することにより、体感品質の低下を招く原因を特定し、その解決策を提示することで、快適なビジネス環境の実現に貢献する。
同サービスは、NTT Comだけでなく、他社が提供するものを含め世界中のあらゆるネットワークサービスの品質診断が可能。そのため複数社のサービスで構成される複雑なネットワークシステムやNTT Comが一切提供していないネットワークシステムであっても、不具合の原因を特定することができる。また、ネットワークサービスだけではなく、クラウドを含めたエンド・ツー・エンドの品質診断を実施することができ、部分的な品質診断にとどまらずすべての範囲で体感品質を下げる原因を特定し、解決策を提示することが可能だ。
診断結果は、ネットワーク運用を専門とするNTT Comのエンジニアが分析し、解決策を提示する。日頃のトラブルシューティングで培ったノウハウや経験を踏まえ対応するので、顧客の課題解決に最適な解決策を提案することができる。
NTT Comでは、これまでの運用実績や顧客の声を基に、エンド・ツー・エンドの品質診断による不具合の原因特定と解決策の提示に絞ってサービスを提供する。提供内容を厳選したことで、サービスの導入が容易となり、申し込みから最短1週間程度でサービス利用することが可能。また、定期利用だけでなく随時で柔軟に利用することもできる。
オンライン化されたビジネス環境をより快適にするため、2021年度内にお客さま体感品質モニタリングとトータルマネージドソリューション「Global Management One」などを連携し、品質診断や解決策の提示に加えて、体感品質を改善するトータルソリューションの提供を目指している。