NTTは中期経営戦略の中で、グローバル事業を収益源の1つと位置づけている。
NTTによる南アフリカのディメンション・データの買収に加えて、データが米国のキーン社を買収したことで、2010年度の海外における売り上げ目標40億ドルはほぼ達成できる見通しだという。
三浦社長は「企業がグローバル化し、国内のサービスだけでは対応しきれなくなっており、通信事業者もグローバル化する必要がある。また海外市場といえばこれまでアジアと欧米の3拠点を軸に展開すればよかったが、成長しているのは新興国なので、エリアカバレッジを広げなければならない」と語った。
法人向けのSI・NI事業に加えて、携帯のコミック配信や欧州でのコンテンツ配信など上位レイヤーの強化を目的としたM&Aを進め、2012年度にはグローバル事業での収益を100億ドル以上まで拡大したいとしている。