愛知のCATV事業者キャッチがローカル5G、CTCと共同で22年春から

キャッチネットワーク(キャッチ)と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2021年4月16日、愛知県西三河地区の製造業のユーザーを中心に2022年の春にローカル5Gサービスを提供すると発表した。
キャッチは愛知県刈谷市、安城市、高浜市、知立市、碧南市、西尾市を中心にインターネットやケーブルテレビなどの通信・放送事業を展開する地域密着のケーブルテレビ局だ。今回のサービスは、キャッチのデータセンターにローカル5Gのコア装置を設置し、ユーザーへ基地局から5G端末までのネットワーク接続サービスを提供する。キャッチが保有する光ファイバー網を活用して基地局からコア装置までを最短で接続することで、通信における遅延の回避も図るとしている。CTCは一連のシステム設計や構築を担当する。

キャッチのローカル5Gネットワークサービスのイメージ図
キャッチのローカル5Gネットワークサービスのイメージ図

2022年の春のサービス開始に向け、キャッチとCTCは、ノキアソリューションズ&ネットワークと連携して、ローカル5Gの通信環境における通信速度の測定やパケット損失・遅延の評価などを目的とした技術検証を2021年10月から開始する予定としている。

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