アジルネットワークスは2010年11月4日、携帯電話で「03」「06」「050」「0120」などの固定電話番号を使って発着信できる新サービス「アジル転送端末」の提供を開始した。
このサービスは、携帯電話番号と「03」などの固定電話用番号を紐付け、アジルネットワークスのセンターを経由して発着信を行うことで実現するもの。利用するユーザーには、03、06等から始まる電話番号が割り当てられ、下図のように、発信時にはその番号に続けて相手先の番号をダイヤルする。相手先には中継する固定電話番号が通知され、同番号への着信は自動的に携帯電話へと転送される。
| 図表：「アジル転送端末」の利用イメージ |
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これにより、個人用の携帯電話を業務に使っている場合にも、その番号を相手に通知する必要が無くなり、“会社の番号”で応対が可能になる。ユーザーが指定する複数の番号を1つの携帯電話から利用することも可能だ。また、複数台の携帯電話で1つの番号を使うこともできる。その際、いわゆるグルーピングが可能で、登録した複数の携帯電話に同時に着信させるといった運用もできる。
なお、「転送端末」との名称が付いているが、新規に端末やサーバーなどを導入する必要はない。既存の携帯電話を使って、月額料金の支払いで利用できる。月額費用は、1端末当たりの「転送端末UID」の料金が1800円、1電話番号当たりの料金が03/06/050番号は200円、0120番号は4000円となっている（以上、すべて税抜）。また、通話料金は国内固定向けが3分7.8円、携帯電話向けが1分15.6円。
