ネットワンパートナーズは2021年1月25日、ノキアソリューションズ&ネットワークスとクラウド管理型ローカル5Gソリューション「Nokia Digital Automation Cloud」のディストリビュータ契約を締結、同ソリューションの提供を開始したと発表した。ネットワンパートナーズによると、国内で初めてだという。
「Nokia Digital Automation Cloud」の概要図 |
「Nokia Digital Automation Cloud」は、ローカル5G環境(プライベートLTE環境も対応)全体をクラウドから一括管理するサブスクリプション型のソリューション。主な構成要素は、以下のようになっている。
・専用の管理クラウド:複数拠点にわたるローカル5G環境を一括管理
・5Gコアネットワーク(クラウドで管理、オンプレミスで機能):認証・セキュリティ、セッション管理、ポリシー制御、パケット転送等のネットワーク機能を管理・提供
・5G無線基地局(オンプレミスに設置):導入規模に応じて数十m~数kmまで幅広くカバー
・エッジクラウド(オンプレミスに設置):5Gコアネットワーク及び各種エッジアプリケーションを稼働
利用企業は、クラウド上の管理画面から、5Gコアネットワーク機能、5G無線基地局、エッジクラウドを複数拠点にわたり一括管理することができる。これにより、高品質なローカル5G環境を初期投資コストを抑えつつ簡単・迅速に導入・運用可能になる。
また、パートナー企業は、ネットワンパートナーズの支援のもと、市場拡大が見込まれるローカル5Gビジネスに参入することができる。さらに、パートナー企業独自のエッジコンピューティング用アプリケーションも含めて提供することで、ローカル5Gソリューションに独自の価値を付加することが可能になるという。
ネットワンパートナーズは、「Nokia Digital Automation Cloud」を活用したパートナー企業独自のローカル5Gソリューションの実現に向け、ノキアと連携して技術支援を行う。基地局システムの免許申請・電波測定、設計・構築、運用・保守においては、高い技術力とノウハウを持つパートナー企業と協業する。さらに、ローカル5Gと連携するソリューションとして、無線・有線ネットワーク、監視カメラ等のフィジカルセキュリティ、データ蓄積・分析等も併せて提供する。