SH621A1:Wi-Fi 6とメッシュ中継機能 広範囲に高速・安定の無線LANクラウドへのアクセスが多いインターネット接続型に最適なルーターとして挙げられたのは、「Aterm Biz SH621A1」だ。WAN側は「IPv6(IPoE)」方式のインターネット通信、LAN側の無線LANアクセスポイントは実効速度の高さや端末が多数接続した場合の安定性などが特長の「Wi-Fi 6」に対応し、快適なネットワーク環境を1台の機器で実現できる。
さらにAterm Biz SH621A1には「メッシュ中継機能」を搭載し、有線配線不要で無線LANの通信エリアを広げることが可能。また、接続しているデバイスが移動した際に自動的に最適なアクセスポイントに切り替えるローミング機能も備える。このメリットについて説明するのは、同社の松下勇喜氏だ。
「たとえばメッシュ中継機能を利用して建物の1階と2階にアクセスポイントを設置し、親機にタブレット端末を接続していて、そのタブレット端末を持って別の階に移動したとします。その際、ローミング機能がなければ親機の電波が弱くてもその接続が維持されてしまい、結果的に通信が遅く感じてしまいます。しかしローミング機能があれば、常時最も電波状態がよいアクセスポイントを自動的に選択し、スムーズな接続切り替えが可能となるため、移動先でも快適に無線LANを利用することが可能です」
NECグループでは企業向けネットワーク機器をUNIVERGEシリーズ、個人向けアクセスポイントをAtermシリーズとして展開。このAterm Bizシリーズはその中間を担うSOHO/SMB向けネットワーク機器となり、導入しやすい価格で提供されていることも見逃せないポイントだ。
(左から)NECプラットフォームズ アクセスデバイス事業部 ビジネス推進第二グループ
松下勇喜氏、辻雄介氏、森田忠春氏
無料でクラウドから管理 リモートから機器を一元管理さて、多拠点接続型・インターネット型にかかわらず、オフィスの分散やリモートワークの増加によってネットワーク機器が増えれば、その管理の負担は大きなものとなる。その負担軽減のためのソリューションとして、NECプラットフォームズで提供しているのが「NetMeister」だ(図表2)。これはNECプラットフォームズが提供するネットワーク機器をクラウド上で一元管理するためのソリューションで、今回取り上げた両ソリューションも当然サポートしている。
図表2 NetMeisterからネットワークの状況把握や個々の装置の情報収集・設定変更が可能(画像クリックで拡大)
このNetMeisterを利用すれば、例えば各拠点に設置しているネットワーク機器の接続状態などを情シス担当者やネットワーク運用を委託された会社がダッシュボードから一目で確認できるほか、設定変更やファームウェア更新、トラフィック分析なども遠隔から行えるため、現場へ行かなくてもかなりのメンテナンス作業が実施可能なのだ。さらに機器の異常もメール通知してくれる。
このNetMeisterの特長は何と言っても無料であること。さらに同社が開発しているため、製品アップデートにシームレスに対応できる点も魅力だ。「例えばルーターの機能追加時にもNetMeisterが即座に対応するため、遠隔から問題なく新機能を各ルーターに適用できます」(辻氏)。
高い利便性を実現しつつ、ネットワーク機器の台数削減や管理業務のリモート化を実現するソリューションを提供できるNECプラットフォームズはニューノーマルの働き方に向けて頼もしいパートナーになってくれるだろう。
<お問い合わせ先>
NECプラットフォームズ株式会社
URL:https://www.necplatforms.co.jp/
・UNIVERGE WAシリーズ https://www.necplatforms.co.jp/product/wa/ ・Aterm Biz SH621A1 ・Aterm Biz SH621A1 紹介コラム ・NetMeister ・UNIVERGE IXシリーズ |