有線・無線を統合管理 Wi-Fi 6対応の新製品も展開同センターでは無線LANを利用した位置情報・移動履歴を可視化するため、アクセスポイントはフロア内の様々な箇所に設置している。だが、アクセスポイントが増えるほどに、ネットワーク管理者の負担や手間も増えてしまう。そこで同社では、有線・無線、デバイス類の稼働状況をまとめて管理し、わかりやすく可視化するネットワーク管理ソフト「AT-Vista Manager EX」を用意している。「無線も有線も一つの画面で見られるのが強みです」と福田氏。無線の場合は電波状況をヒートマップで表示するなど、稼働状況がわかりやすく見えるのが特徴だ。
「アクセスポイントを増設して無線エリアを拡大したい」というニーズに応えるソリューションも用意している。一般的にアクセスポイントを増設する場合、新たなチャンネル設計や有線による増設工事、運用時の環境変化による通信障害の対策などが必要となる。それらを短期間かつ低コストで可能にするのが、「AWC-SC(Smart Connect)」だ。AP間が自律的に無線接続することで、各機器が有線LANの接続や配線工事なしで設定変更やポリシー適用が電源を入れるだけで可能になるのだ。
今後、オフィスにおいても無線でつながる端末が増えていくことは間違いない。つながる端末が増えると、どうしても通信速度が遅くなってしまう。しかし不用意にAPを増やすとコスト増だけでなく、電波干渉を招きかねない。
そこでお勧めしたいのが、2020年12月にリリースされたばかりの「AT-TQ6602」である。先述したアライドテレシスの独自技術に加えて、無線LANの最新規格であるWi-Fi 6に対応しているため、「通信速度向上」「低遅延・待機時間減少」「端末収容数増大」という特徴を備えている。「当センターのAPも順次、AT-TQ6602に置き換えていく予定です。ぜひ、体感しにきてほしいです」と高橋氏。そのほかにも同センターでは内線通話の品質や位置情報の精度なども確かめることができる。
AT-TQ6602の外観。最新規格のWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応しているため、高速大容量かつ低遅延で多数の端末接続が可能だ
「ネットワークを整備したが、ネットワークの専門家がいないので運用監視ができない」というユーザーには、同社のリモート監視サービスがおすすめだ。ITインフラやセキュリティで異常が発生すれば、通知はもちろん、24時間365日リアルタイムに対応してくれる。「当社は製品の開発・製造を自社で行っているので、他社と比べて柔軟にお客さまのニーズに対応できるのが強み。無線LAN環境を整備したいというお客さまはもちろん、フリーアドレスを導入したい、テレワーク環境を整備したい、IoTセンサーを活用したいという方も是非一度、センターを訪ねてほしい。きっと何かヒントが見つかるはずです」と高橋氏は言う。
同センターではWi-Fi 6の本格普及に向け、IoTセンサーの設置も行っている。すでに人感センサーのほか、温度や湿度、CO2濃度などを測定するセンサーが設置されており、活用が始まっている。「IoTをどうオフィスに取り込み、どんな活用していくか、新たなヒントを提示していきたい。そのための実験の場としてここをお客さまにも活用してほしい」(高橋氏)
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