ドローンで遭難者の位置を特定、ソフトバンクらが実証実験

ソフトバンク、双葉電子工業、国立大学法人東京工業大学 工学院 藤井輝也研究室(以下、東京工業大学)は2020年8月31日、遭難事故や災害の発生時に、携帯電話機の位置情報を活用して遭難者や行方不明者の位置特定を迅速に行うシステムを開発したと発表した。

また、千葉県市原市勝間にある双葉電子勝間ラジコン飛行場において、同システムを用いてGPS受信機能が搭載された携帯電話機の位置を特定する実験に成功したという。

今回開発した遭難者位置特定システムの特徴

今回のシステムにはソフトバンクらが2019年に開発した、目視外からも映像を確認することで手動で操縦できるシステムを搭載。さらに、動操縦で捜索対象に対して可能な限り接近して電波を発射することで、電波が届きにくい土砂やコンクリート塊などのがれきの中に埋まった携帯電話機の位置特定も可能になっている。このため、雪山での遭難などに限らず震災時などでも遭難者救助に貢献できるようになった。

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