日立システムズは2020年7月27日、介護施設や医療施設向けに、IoTを活用して入居者の安全確保と現場スタッフの働き方改革を支援する「福祉の森 見守りシステム」を機能強化し、提供を開始すると発表した。
福祉の森 見守りシステムとナースコールシステムを連携し、同システムへ自動記録することで、ナースコールから発報された呼び出し履歴の記録漏れのリスクを防ぐことが可能になる。さらに、これまでアラート発報までにとどまっていた、従来のアナログマットセンサーからの情報も同様に対応できるという。
機能強化した「福祉の森 見守りシステム」のナースコールシステムとの連携イメージ
また、介護現場での多用なニーズに柔軟に応えるため、離床センサー、環境センサー等の新たなIoTセンサーをラインアップに追加した。
現場スタッフの記録業務などの負担を軽減し、入居者の住環境のさらなる改善や、よりタイムリーかつ安全な入居者のケアを通じて、入居者に応じたより質の高い介護サービスの提供を支援するという。
今後、日立システムズは、介護施設や医療施設向けに「福祉の森 見守りシステム」や「福祉の森 介護記録システム」などの生産性向上を支援する製品・サービスを積極的に拡販し、2021年度末までに累計15億円の売上をめざすとしている。