エス・アンド・アイ(S&I)は2010年10月18日、iPhoneやAndroid搭載スマートフォンに最適化されたPBXシステムを「uniConnect mini for Voice(ユニコネクトミニ・フォー・ヴォイス)」を提供開始すると発表した。PBXの標準的な機能に加え、スマートフォンでの会社番号による発着信や内線番号の利用、アドレス帳の自動更新、電話会議機能、盗難・紛失時のセルフリモートワイプ機能など、スマートフォン利用時に求められる機能をパッケージ化した。
あらかじめアプリケーションがインストールされたサーバーと回線ゲートウェイ、集線装置を組み込んだオールインワン型で提供する。スマートフォン以外にも、卓上IP電話機やソフトフォンも利用できる。
スマートフォンには、無償でダウンロード可能な専用アプリ「uniConnectダイヤラー」をインストールして利用する(Android用は、ver1.6および2.1に対応)。オフィスでも外出先でも、企業が契約している固定電話回線を経由して電話をかけることができる。スマートフォンの標準ダイヤラーからは私用の携帯番号発信、uniConnectダイヤラーからは企業番号での発信と、1台のスマートフォンで公私を使い分けることも可能という。通話料金も分計される。
提供価格は、ライセンス費、セットアップ費用を含めて、25ユーザーの最小パッケージで150万円(税別、以下同))。50ユーザーで同200万円、100ユーザーで250万円となっている。