シスコが医療機関向け支援プログラムを開始、仮設医療施設用ネットワーク機器を無償提供

シスコシステムズは2020年4月28日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に関わる医療機関の活動を支援するため、医療機関が仮設医療施設を設置する際などに必要となるネットワーク構築を支援するプログラムを発表した。

感染者の急増により医療機関において病床数の確保が困難となり、ホテルやイベント会場等を利用した仮設病床、屋外での仮設外来施設の設置が検討されている。また、感染拡大防止対策のため医療従事者が在宅待機を強いられ、人手不足やコミュニケーションロスが深刻化している。

今回のプログラムは、これらの課題を解決するため、仮設病床および在宅待機する医療従事者に安全なネットワークを迅速に構築できるよう支援するものだ。

仮設病床設置時に必要となるルータ、スイッチ、無線LANアクセスポイントを90日間(最大180日間)無料で提供。期間終了後も必要な場合は、購入することも可能だ。

この90日間無償プログラムは、従来のシスコ製品だけでなく、シスコのクラウド管理型製品(最大90日間)にも適用される。なお、ネットワーク機器設置に関する費用は別途必要となる。

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