アムニモは2020年3月23日、産業用LTEゲートウェイ「Edge Gateway」の開発を開始したと発表した。特に監視カメラ用途に最適化された設計を目指す。
Edge Gatewayの特徴の1つは堅牢性だという。広い動作温度、ノイズや瞬間的な停電に強い電源回路を備えるほか、障害発生時に自律回復する機能も装備する。
次にコンピューティングリソースも充実させる。2GBのRAMや32GBのプログラム保存領域(eMMC)を標準装備し、さらに最大2TBのSSDが搭載可能なため、大容量の映像データを保存できるという。VMS(Video Management System)アプリも標準搭載する。また、Ubuntu OS上でカスタムアプリの開発が可能で、パートナー向けにソフトウェア開発キットも提供する。
LTE通信モジュールについては、2種類のプラスティックSIMカードと2種類のeSIMの合計4種類の異なるキャリアのSIMを装着可能。最大4台までのPoE給電機能や、将来の機能強化用の拡張ボードスロットも備える。
さらに、Edge GatewayをはじめとするIIoTデバイスの初期設定や遠隔更新、死活監視などが可能なクラウドサービス「デバイスマネージメントシステム」の開発も開始した。
Edge Gatewayを用いた監視カメラシステムの構成例