オフィス、飲食店、介護施設などあらゆるSMB(スモールミディアムビジネス)の現場でWi-Fiの整備が当たり前になる中、アメリカ・アジアを中心に世界180カ国で人気を集めているのが、米Ubiquiti Networksの「UniFi」シリーズだ。
図表 UniFiシリーズ
アメリカの無線LANアクセスポイント市場でのシェアは、2017年時点でシスコに次ぐ第2位(Dell’ Oro Group調べ)。現在も右肩上がりに売り上げを伸ばし続けており、日本でも順調に販売を拡大している。Wi-Fi製品に留まらず、ネットワークカメラやハイグレードスイッチ・ルーターなども提供している。
製品は大手メーカーの半額 直感的・日本語対応のGUI
人気の理由の1つが、ライセンスフリーで全ての機能が利用できる点だ。製品を購入するだけで、ライセンス費用が一切かからずにネットワークの管理ができる。しかも、その製品自体の価格も「大手メーカーの半分ほど」(Ubiquiti Networks 日本国内代理店 ソネットの佐藤由氏)と非常に手頃になっている。
ソネット ICTソリューション推進部 佐藤由氏
UniFiではネットワークの管理に「クラウドキー」と呼ばれるデバイスをコントローラーとして利用する。コントローラーは1拠点に1台置き、拠点内のネットワーク機器のデータを収集。WebブラウザかモバイルアプリのGUIからコントローラーにアクセスし、拠点のネットワークを簡単に遠隔管理できる。
GUIの管理画面は、ネットワーク全体のトラフィックや接続端末の監視、トポロジー図の表示など豊富な機能を備える。日本語に対応していることも管理者には嬉しいポイントだ。さらに同社のルーターを導入すればDPI機能でアプリケーションごとのトラフィックを監視・制限することもできる。
現時点で最新のコントローラーは「クラウドキーG2」だが、今後、性能が飛躍的に向上した「UniFi Dream Machine Pro」のリリースを予定しているという。また、コントローラー機能はソフトウェアでも提供しており、自社サーバーやパブリッククラウドにインストールして利用することも可能だ。
こうした豊富な機能と直感的な操作性、手頃な価格などが日本でも評価され、小売店舗やオフィスなど、順調に販売数を増やしている。
アクセスポイントの性能も好評だ。ある老人ホームで施設全域をカバーするために複数のUniFiアクセスポイントを設置したところ、ローミングで通信が途切れることもなく快適に利用できているという。
佐藤氏は「高価なWi-Fiソリューションを利用していたがライセンス費用の支払いが難しくなったお客様、あるいは市販のアクセスポイントでは性能が足りず、しかし大規模向けほどのスペックは不要というお客様にとって、UniFiは“ちょうどいい”価格と性能だ。ネットワークの基本的な機能はほぼ全て備えており、マルチテナントの展開にも最適で、ゲスト認証の機能も搭載している」と説明する。
SMBのニーズを絶妙に満たすUniFiソリューションで、低コストかつ快適な無線環境を実現しよう。
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