JFEスチールとKDDIは2020年3月17日、JFEスチールの東日本製鉄所(千葉地区)に5Gを4月から導入すると発表した。
5Gを活用し、製鉄所の安定操業やスマートファクトリー化を推進する。
第一ステップとして実施するのは、生産ラインの監視だ。千葉市にある東日本製鉄所(千葉地区)の熱延工場内に、高精細ITVカメラとKDDIの5G基地局を設置。撮影した4K映像を5Gで伝送することにより、蓄積される映像と各種トレンドを同期化して分析できる仕組みを4月中に構築し、試運転の後、5月より稼働させる。
将来的には第二ステップとして、映像と各種トレンドを踏まえたAIによる各種品質判定などを目指す。
さらに今後、他工場や他事業所への水平展開や、CPS(サイバー・フィジカル・システム)を高度化するためのインフラとしても5Gの活用を検討していくという。