クアルコムは、Android対応端末で動作するARアプリケーションを開発するためのSDKの無償ダウンロードを開始した。https://ar.qualcomm.com/qdevnet/sdkからダウンロードできる。
このSDKは、Vision based Augmented Reality(ビジョンベースドAR)アプリケーションを開発するためのものだ。ビジョンベースドARとは、カメラを通して現実に存在する対象物の上に画像を重ね合わせるもの。クアルコムが推進するビジョンベースドARは画像処理技術をベースに開発されており、端末はカメラセンサーでデータを処理することでユーザーが何を指しているかを認識し、ディスプレイに実際の対象物に紐付けられたグラフィックを表示するという。
また、クアルコムは、このSDKを使って開発したアプリケーションのコンテスト「2010 Augmented Reality Developer Challenge」を開催することも明らかにした。2011年1月7日までに提出されたアプリケーションを審査し、2月にバルセロナで開催されるMobile World Congressで結果を発表するとのこと。賞金総額は20万米ドルで、1位の賞金は12万5000米ドルとなっている。