NTTコミュニケーションズ（NTTコム）は2010年10月1日、同社のセキュリティ専門組織であるセキュリティオペレーションセンタ（SOC）がユーザーシステムのセキュリティをリアルタイムかつグローバルに保護するマネージドセキュリティサービス（MSS）「Bizセキュリティ グローバルマネジメント」の提供を開始した。
Bizセキュリティ グローバルマネジメントは、欧米でセキュリティマネジメントの実績がある独Integralis社と資本提携を行って提供するもので、両社の長所を融合することにより、「国内外シームレス」「シンプルマネジメント」を実現する。具体的には、ユーザーシステムにセキュリティ機器を導入し、セキュリティ脅威からのシステム保護やインシデント発生時のサポートを行う。そして、ユーザーシステムのインシデント発生状況を独自のエンジンにより集計し、その結果に基づきユーザーごとのカスタマポータル機能でレポートを提供する。
 |
| 「Bizセキュリティ グローバルマネジメント」のサービスイメージ |
サービスメニューは、(1)マネージドIPS/IDS、(2)マネージドFirewall、(3)マネージドUTM、(4)データセンターオプションの4つで、マネージドFirewallは2010年度第3四半期、マネージドUTMは2011年度第1四半期に提供を開始する予定。
(1)はユーザーネットワーク内の不正な動作の検知を行うと同時に、危険度の高い不正アクセスやワームによる通信を遮断する。(2)はユーザーネットワークと外部ネットワークの境界で、セキュリティポリシーに応じた通信のアクセス制御を行う。(3)はファイアウォール機能、アンチウィルス機能、不正侵入対策機能などの機能について統合的に管理を行う。(4)はNTTコムの国内外データセンターサービスを利用するユーザーに、マネージドセキュリティサービスをワンストップで提供する。
 |
| 「Bizセキュリティ グローバルマネジメント」のサービスメニュー |
システム構成例と概算料金は、ユーザー拠点に1台のIPS機器を導入し運用監視した場合、初期費用が109万円／台～、月額費用が15万8000円／台～（ともに税込み）となっている。
