Sigfoxで物流コストを削減、KCCSとホシデンが実証実験

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)とホシデンは2019年5月14日、グローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用した物流用パレットの位置管理の実証実験を開始したと発表した。

SigfoxネットワークはIoTに特化したLPWAネットワークで、低価格・低消費電力・長距離伝送を特徴としている。

物流用パレットは荷役・輸送・保管を行うための荷役台。国内で数億枚が流通しているが、流通の過程で紛失が多く、物流コストの増加につながっているという課題がある。


実験で使用する物流用パレットのイメージ

今回の実験では、オムロン住倉ロジスティックが管理する物流用パレットにSigfoxモジュールを搭載した通信デバイスを装着する。1時間ごとにパレットの位置情報を取得し、拠点ごとの保管枚数や輸送中の経路・日時等を管理することで、パレットの紛失防止を目指す。

KCCSはSigfoxネットワークとクラウドサービスを提供し、ホシデンはパレットに取り付けるSigfoxセンサーデバイスを開発・提供するという。

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