ソニー、モニター・カメラ・マイク一体型のビデオ会議システムを発売

ソニーは2010年9月29日、ビデオ会議システムの新製品「PCS-XL55」を発表した。21.6型モニターに高解像度CMOSセンサー搭載の高解像度カメラとマイクなどを一体化させたのが特徴。希望小売価格は57万7500円(税込)で、2011年1月からの発売を予定する。

オールインワン型のHD対応ビデオ会議システム「PCS-XL55」

「PCS-XL55」は、オールインワン型のHD対応ビデオ会議システム。カメラ・マイク一体型のため、特定の会議室に据え置くタイプのビデオ会議システムとは異なり、どこでも容易に持ち運んでビデオ会議が行えるのが特徴だ。通常はPCのディスプレイとして利用することもできる。また、使用用途に合わせて画面を独自にカスタマイズ可能とする「キオスクモード」を搭載。金融機関等の無人の相談窓口端末などでの利用にも適しているという。

カメラ部には、800万画素CMOSセンサーを搭載しており、720pのHD映像の通信が可能。最大4096kbpsの通信速度でHD映像が送受信できる。ソニー独自のQoS(Quality of Service)制御方式「インテリジェントQoS」を採用しており、画像の乱れや音切れを防いで、安定した通信品質と高い体感品質を実現しているという。

また、カメラ映像に加えて、PC画面を伝送・共有する「データソリューション」機能も搭載する。遠隔地間で対話しながらPC画面の情報を最大30フレーム(XGA解像度)で共有することができる(別売りオプションが必要)。

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