NTTドコモは2019年3月27日、銀行やカード会社などが運用するATMの無線化を図れる「docomo IoTマネージドサービス for ATM」を20日から提供開始したと発表した。
これは、ATMとデータセンター間の無線化に必要なサービスを一括で提供するもの。従来はコンサルティングや通信回線、運用保守などを個別に契約する必要があったが、ドコモがトータルで提供するという。
有線回線は設置に時間とコストがかかるため、店舗外ATMを柔軟に設置できないが、無線化することでフレキシブルにATMを配置可能になるとのこと。
ドコモによれば、ATMの無線化に関しては、セキュリティの確保はできても、通信の安定性に課題があると従来考えられてきた。しかし、今回のソリューションは、ATMに搭載するIoTゲートウェイにより、早急な異常検知や遠隔制御が可能となっており、安定した通信環境を確保しやすくなっているという。