パロアルトネットワークスは2019年3月20日、同社の次世代ファイアウォール(次世代FW)向けOSの最新版「PAN-OS 9.0」の国内提供を開始すると発表した。
PAN-OS 9.0には、ポリシー最適化機能など60以上の新機能が追加された。最大の特徴は、機械学習を活用してDNS経由の攻撃をブロックする「DNS Securityサービス」が利用できることだ。
同社の調査では、マルウェアの80%近くがDNSを通信チャネルとして使用して、マルウェアに指示を送るコマンドアンドコントロール通信を確立していることが判明している。
DNS Securityサービスでは、機械学習を活用して通信先のドメインがサイバー攻撃に使われていないか、事前に予測・解析して自動的にブロックするという。
また、パロアルトは同日から通信事業者向けに5G対応の次世代FW「K2-Series」を提供開始する。4Gおよび5G通信、IoTデバイス、モバイルユーザーを狙ったサイバー攻撃対策機能に加えて、ネットワークトラフィックの可視化機能を搭載した。K2-Seriesは認定ディストリビューターから販売される。