IDC Japanは2010年9月28日、国内クラウドサービス市場予測を発表した。2010年の国内クラウドサービス市場は、前年比41.9%増の443億円規模となる見込み。今後も急速な拡大を続け、2014年の同市場規模は、2009年比4.9倍の1534億円になるとIDCは予測している。
同発表ではクラウドサービスについて、これまでオンプレミス(自社導入)やホスティングなどの既存のIT導入と比較した優位性を訴求することが課題であったが、ユーザー企業の理解が進み、また多くの事業者からクラウドサービスが提供されるに至ったことで、現在ではクラウドサービス間での差別化が重要になっていると指摘している。