Bluetooth SIGは2019年1月28日、方向検知機能の追加を発表した。Bluetoothデバイスに信号発信の方向を認識させることが可能となる。
これにより、例えば探し物発見ソリューションにおいては、紛失防止タグが近くにあることに加えて、どの方向にあるかも知らせることが新たに可能になる。また、Bluetoothを使った測位システムにおいては、従来のメートル単位ではなく、センチメートル単位の位置精度を実現できるという。
Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクターであるMark Powell氏は次のようにコメントしている。
「位置情報サービスはBluetooth技術の最も急成長しているソリューション分野の1つであり、2022年までに年間製品数は4億を超えると予測されている。新技術の発表により大きく弾みを付け、Bluetoothコミュニティは今後も市場のニーズに応えながら、位置情報サービス市場をさらに発展させる方法を模索する」
この方向検知機能は、同日リリースされたBluetoothコア仕様バージョン5.1に含まれている。