J.D.パワー アジア・パシフィックは2010年9月16日、法人向け携帯電話・PHSサービス顧客満足度調査の結果を発表した。顧客満足度1位の座は、2年連続でNTTドコモが獲得した。
従業員規模100名以上の企業2345社から回答を得た同調査は今年が2回目で、データ通信カードは調査対象外。顧客満足度の測定にあたっては、「コスト」「サービス品質」「営業窓口の対応」「サービス内容」の4ファクターを設定し評価を得ているという。
1位となったドコモは、全4ファクターで他社を上回る評価を得た。2位はauで、全4ファクターで2番目に高い評価だった。以下、3位ソフトバンク、4位ウィルコムと続き、前年と順位の変動はなかった。
出典:J.D. パワーアジア・パシフィック2010年日本法人向け携帯電話・PHSサービス調査 |
また、4ファクターの総合満足度に対する影響度は、高い順に「コスト」(38%)、「サービス品質」(24%)、「営業窓口の対応」(22%)、「サービス内容」(16%)だった。法人市場ではコストが最も重要というわけだが、企業規模で見ると、従業員数の小さい企業では「社員間の通話料」、大きい企業では「導入コスト」や「全体的な通信費」の抑制が重視されているという。