NTTセキュリティは2018年7月9日、「IoT時代のビルシステム向けサイバーセキュリティソリューション」を発表した。NTTファシリティーズが、従来から提供する自然災害、人的災害、設備故障のリスクに対する安心・安全ソリューションに加えて、ワンストップで販売していく。

同ソリューションは、ビルシステムとそこに内在するリスクを見える化した上でセキュリティ対策を立案・提供するコンサルティングサービスと、ビルシステムのネットワークを常時監視してサイバー攻撃の予兆検知・分析・即時遮断を実施するマネージドセキュリティサービス（MSS）により構成されている。

IoT時代のビルシステム向けサイバーセキュリティソリューションの内容

両社によれば、今後のIoT時代におけるスマートビルでは、各種センサーやシステムからの情報をもとに、これまで独立していた個別ビルのシステムが連携して最適なサービスを提供するため、ビルエネルギー管理システム（BEMS）等が外部ネットワークと接続するケースが増えていく。その結果、外部からの攻撃の影響がビル全体に波及し、ビルシステムが停止するリスクが高まる。

そこで、NTTセキュリティは、ワールドワイドに展開するセキュリティオペレーションにより蓄積してきたサイバー脅威情報とサイバー脅威分析技術を基盤に、このIoT時代のビルシステム向けサイバーセキュリティソリューションを開発したという。