ジュニパーネットワークスは2018年6月14日、新たな「MXシリーズ5Gユニバーサル・ルーティング・プラットフォーム」を発表した。「MXシリーズ」プラットフォームの5世代目となるもので、5GおよびIoTに向けた新世代のルーティングに対応するため設計したという。
特徴の1つは、新しいシリコン「Juniper Penta Silicon」の採用だ。16nmのパケット転送エンジンとなる同シリコンは、既存の「Junos Trio」チップセットと比較して50%の電力効率向上(ギガビット当たり0.5W)を実現し、「MX960」、「MX480」、「MX240」の帯域幅を3倍に拡大するという。
また、5GのC/U分離(CUPS)を採用しており、パケットコアをユーザープレーン(GTP-U)とコントロールプレーン(GTP-C)に分離することが可能。MXシリーズ5Gユニバーサル・ルーティング・プラットフォームは、既存および将来のMXルーターに搭載されるハードウェアアクセラレーションベースの5Gのユーザープレーンに標準対応する、初のネットワーキングプラットフォームだという。
さらに「MX10008」および「MX10016 Universal Chassis」も発表された。それぞれ19.2Tbpsと38.4Tbpsで、エッジルーターとして業界トップの省スペース性を実現するとしている。