NTTコム庄司社長が2018年度のサービス戦略を説明――企業のデータ利活用を支援

説明会では、デジタルトランスフォーメーションの事例も紹介された。

その1つがF1チームのマクラーレンで、NTTコムは2016年7月にテクノロジー・パートナーシップを結んでいる。F1レースではエンジン回転数やタイヤの空気圧、空気抵抗など400以上ものデータをピットガレージと本社の技術チームがリアルタイムのレース分析に活用している。

これらテレメトリデータとIPカメラデータなどを従来は同一のネットワークでやり取りしていたため、遅延や欠損といったリスクがあった。SD-WANで目的に応じてVPNとインターネットを使い分けるようにしたところパフォーマンスが強化され、迅速な戦略立案を実現した。

SD-WANによる通信経路の使い分けでパフォーマンスの強化を実現

また、今春新設された、NTTコムのラグビーチーム・シャイニングアークスのクラブハウスにおいても、自社の最新技術を活用し、データ利活用などの検証を行っていくという。

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