総務省は2010年9月10日、ホワイトスペース特区の提案募集を開始した。応募対象は、ホワイトスペースを活用したサービスやシステムの開発・実証を具体的に計画している企業・地方自治体等。応募は10月15日まで。
ホワイトスペースとは、ある目的のために割り当てられているが、時間的・地理的・技術的な条件によって、他の目的にも利用可能な周波数のこと。総務省は、ホワイトスペースの活用によって地域活性化や新産業創出などを実現するため、2012年までのホワイトスペースの制度化を目指しており、これに先立ち制度やビジネスモデル、技術などを検証するためのホワイトスペース特区の創設を決めていた。すでに今年8月6日には、ホワイトスペース特区の先行モデルとして、湘南ベルマーレ、TBSテレビ、トマデジ、日本空港ビルディング、デジタルメディアプロ、兵庫県地域メディア実験協議会、宮城県栗原市、YRP研究開発推進協会、日本ケーブルテレビ連盟、NHKが選出されている。