エイビットと中国Baicells Technologiesは2018年1月25日、LTEベースの新規格「sXGP」の製品開発を促進する目的で、合弁会社「Baicells Japan株式会社」を設立したと発表した。出資比率はエイビットが48%、Baicells社が52%。
sXGPはLTE(TDD方式)に準拠した自営LTE規格で、自営PHSやDECTで利用されている1.9GHz帯のアンライセンスバンドで使うことができる。
Baicells Japanでは、Baicells社の持つLTE用スモールセルとエイビットの持つXGP技術を融合し、sXGP用ネットワークシステムを構築するための製品を国内通信会社や地域通信会社に提供する。地域BWA用の製品群も提供することで、ライセンス、アンライセンスバンドを有機的かつ効率的に融合し、今後期待される防災、防犯分野に信頼とコストを両立させ、多様なニーズを満たした価値あるIoT通信ソリューションを展開するとしている。
Baicells Japanは、sXGP用評価キットをエイビットとともに開発し、国内で販売を開始している。