NTT都市開発は2017年11月30日、NTTグループのディメンションデータジャパンと共同で「IoT/M2Mプラットフォームを活用したスマートビルディングの実現に向けた実証実験」を開始すると発表した。実験はNTT都市開発が保有するビルで行う。
スマートビルディングと言うと、これまでは機器制御やエネルギー管理などに留まっていたという。しかし、最近ではIoT向け無線ネットワークであるLPWA(低消費電力・長距離通信)の登場により、人の動きや位置、速度、音、振動データなどのセンサーデータも収集しやすくなってきた。
実証実験の1つとしてNTT都市開発が紹介するのは、喫煙室の見える化や効率化だ。
実証実験のイメージ図 |
混雑しがちなオフィスビルの喫煙室を対象に、人感センサーや温度・湿度・CO2などをセンシングできる環境センサーを設置。それらのデータを収集して相関関係を分析し、喫煙室の混雑情報提供、利用状況に応じた清掃、リアルタイム空調制御などに活用するという。