ソフトバンクは2017年11月20日、芝大門エリア(東京都港区)で5Gの実証実験を行うと発表した。ZTEコーポレーションと協力して実施するもので、5Gの候補周波数帯の1つである4.5GHz帯を用いる。
ソフトバンクはこれまで、東京臨海副都心(台場地区)で、5Gのフィールド実証実験を実施してきた。人口が密集し、より多くのトラフィックが発生する都心部で実証実験を行い、実際の使用環境により近い状況で5Gの性能を検証するのが今回の目的。
具体的には、4つの基地局と100MHzの帯域幅を利用し、高層ビルなどの遮蔽物があるフィールド環境での電波伝搬特性、高速移動時のハンドオーバー、Massive MIMOやMultiUser MIMOなどの要素技術を用いた超高速ブロードバンド通信などの検証を行う。
ソフトバンクは2020年頃の5G商用サービス開始を目指している。