イスラエルのチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2010年8月31日(米国時間)、米サンフランシスコで開催されたVMworld2010で、新製品「Security Gateway Virtual Edition(VE)」を発表した。
VMware VMsafeを活用したSecurity Gateway VEは、チェック・ポイントの物理ネットワーク向けソリューションと同等の各種セキュリティ機能をクラウド環境向けに提供するもの。仮想マシン間のトラフィックおよび外部ネットワークを同時に保護する。
チェック・ポイントの製品担当バイスプレジデントであるドリット・ドール氏は、「仮想環境の保護にあたっては、外部の脅威からネットワークを守りながら、仮想マシン間のトラフィックを検査する2つの課題を克服する必要がある。新製品のSecurity Gateway VEは、ハイパーバイザー・レベルで仮想マシン間のトラフィックを検査し、ネットワーク環境全体にわたってシームレスなセキュリティを実現する。また管理者は、仮想環境のセキュリティ状況をより明確に把握できるため、ウイルスやトロイの木馬、キーロガーなどの脅威による仮想マシンへの侵入を未然に防ぐことができる」としている。
Security Gateway VEは9月から各国の販売代理店を通じて販売される。価格は28万円~(税別)。