総務省は2017年10月3日、「IoTセキュリティ総合対策」を公表した。
これは、総務省が今年1月から開催している「サイバーセキュリティタスクフォース」が取りまとめたもの。「IoTシステムのセキュリティ対策に際しては、部分最適ではなく、システム全体を俯瞰した全体最適を実現する観点から総合的な対策を講じていく必要がある」との問題意識のもと、取り組むべき課題について整理している。
例えば、具体的施策の1つとしては「脆弱性対策に係る体制の整備」が挙げられており、「セキュリティ・バイ・デザイン等の意識啓発・支援の実施」「認証マークの付与及び比較サイト等を通じた推奨」「サイバー攻撃の踏み台となるおそれがある機器に係る脆弱性調査」などが必要としている。
総務省では、今回のIoTセキュリティ総合対策を踏まえ、関係省庁とも連携しながら、IoTセキュリティの確保のために必要な施策を推進していくとしている。