パロアルトネットワークスは2017年9月25日、ランサムウェア防御の機能などを強化した次世代エンドポイントセキュリティ「Traps」の最新版を提供開始すると発表した。
Trapsの最新版では、新しいランサムウェア対策機能と既存の複数の防御機能を組み合わせ、より確実なランサムウェア防御を実現するという。主な機能強化は次の通り。
■ビヘイビアベースのランサムウェア対策機能:
シグネチャレスのマルウェア対策機能に、新たにビヘイビアベースのランサムウェア対策を追加した。システムを監視し、ランサムウェア独自の動きを検出した際には、ユーザーのデータの暗号化が始まる前に阻止する。
■カーネルエクスプロイト防御の強化:
カーネルレベルのエクスプロイト防御を強化し、WanaCrypt0rやNotPetyaのような、OSの中核へ悪意あるペイロードをインジェクトして実行する新しいエクスプロイトを防ぐ。
■macOSのローカル解析:
macOSユーザーへの攻撃増加に対応すべく、オフラインでも実行可能なシグネチャレスのローカル解析機能を追加した。