ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2017年9月21日、IEEE802.11ac Wave 2対応の無線LANアクセスポイント「AP420」を発表した。
4×4 MU-MIMOおよび2.4GHz/5GHzをサポートし、最大データ通信速度は1.7Gbps。また、ワイヤレス不正侵入防止システム(WIPS:Wireless Intrusion Prevention System)対応の専用無線帯域、および周波数最適化スキャン機能を搭載しているため、セキュリティのためにパフォーマンスを犠牲にする必要がないという。
アクセスポイントの管理方法としては、同社のセキュリティアプライアンス「Firebox」をコントローラーとして利用する形態と、クラウド型管理プラットフォームの「WatchGuard Wi-Fi Cloud」を利用する形態の2つがある。WIPS機能は、Wi-Fi Cloudが有効な場合に利用できる。
「今回の新アクセスポイントにより、ユーザーエクスペリエンスが改善され、セキュリティ機能によるアプリケーションパフォーマンスの低下を排除することができる。また、展示会場、劇場、大規模な会議室、あるいはショッピングモールなど、多くの人々が多様なデバイスを同時にネットワークにアクセスする電波密度の高い環境に適している」と米ウォッチガード プロダクトマネジメント担当ディレクタのライアン・オルシ氏はコメントしている。
ウォッチガードの無線LANアクセスポイント製品ファミリー。左から3番目が今回発表した「AP420」