楽天は2017年9月21日、MVNOサービス「楽天モバイル」の受付を車両型移動店舗「楽天モバイル キャラバンカー」で同月30日より開始すると発表した。
楽天執行役員の大尾嘉宏人氏(中央)とメイプル超合金 |
楽天モバイルは2015年1月に東京・渋谷の「楽天カフェ」で契約の即日対応の受付を開始して以来、専門ショップを積極的に展開してきた。当初、「2016年内に100店舗」を目標に掲げており、達成後は「2017年内に150店舗」を目指してきた。現在は、家電量販店も含めると全国174カ所で受付が可能となっている(2017年9月21日時点)。楽天執行役員で楽天モバイルを統括する大尾嘉宏人氏によると、新たな目標として、2018年3月末までに200店舗まで拡大する。
2018年3月末までに200店舗を目標に掲げる |
MVNOについては、Webで申込をすることに不安を感じるユーザーが多いにもかかわらず、専門ショップは限られているのが実情だ。一方、「MVNO側も出店したくても適当な場所がなかなか見つからなかったり、店舗を作るのに時間がかかるといった課題がある」(大尾嘉氏)という。
|
MVNOとユーザー双方の課題の解決策として、キャラバンカーを活用する |
そこで楽天は、契約カウンターを素早く設置できるポップアップストアの展開も進めてきた。キャラバンカーは、端末やSIMカード、契約用機器などポップアップストアに必要な什器一式を車に搭載。10分程度で設営可能で、即日開通にも対応できる。
第一弾として、9月30日~10月1日の2日間、koboパーク宮城で受付を開始する(営業時間は10時~19時)。その後も10月14日~15日にドイト東久留米店、同月28日~29日にドン・キホーテ川口新井宿店など、全国を巡回する予定だ。