ヤマハは2010年8月24日、中小規模ネットワーク・SOHO向けルーターの新モデルとしてブロードバンドVoIPルーター「NVR500」を発表した。価格はオープンで、2010年10月下旬から発売する。
NVR500は、同社のローエンド向けルーター のISDN、VPN(PPTP)、VoIPなどの機能を継承しつつ、ギガビットイーサ、3G携帯電話網などへの対応回線強化・性能向上を図った新製品。設置・管理性向上のため、上位機種であるRTX1200に実装しているLuaスクリプトや保守・管理機能等も搭載し、運用・管理性の向上も図られている。
ギガビットイーサネットインタフェース(10BASE-T/100BASE- TX/1000BASE-T)を合計5ポート備え、スループット値は最大1Gbit/s、実効800Mbit/s。USBポートを2ポート備えており、3G対応USBデータ通信端末を接続して、インターネット接続が可能になる。
図表:対応回線のイメージ(出典:ヤマハ) |
音声通話に関しては、アナログ電話、ISDN、内線VoIP、ネットボランチ電話(ヤマハの提供するネットボランチDNSサービスを利用したインターネット電話)に加えて、NTT東西のフレッツ光ネクストのひかり電話にも対応した。また、microSDスロットを1ポート備えており、USBハードディスク、USBメモリ、microSDなどの外部メモリを接続し、NVR500をファイルサーバーとして使用するなどの拡張機能を使用することができる。
図表:複数の音声通話に対応(出典:ヤマハ) |