LiveRidgeは39Meisterおよびヘッドウォータースとともに、LPWAを活用した認知症高齢者の見守り捜索クラウドサービス「LiveAir」を開発し、捜索実験に成功したと発表した。
LiveAirの評価版を用いた実験は2016年10月21日、東京都世田谷区の介護デイサービス「イデア北烏山」の協力のもと行われた。認知症高齢者の行方不明を想定した捜索において、高齢者役の人物を早期発見できたという。
実験では、位置情報の受信機はイデア北烏山のベランダに設置し、送信機は高齢者役が持ち、高齢者役が行方不明になったと想定した。行方不明発覚後(開始5分後)、3つの異なる場所に散らばった捜索チームはLiveAir上の位置情報をもとに探索を行った。
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実証実験を行っているところ |
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LiveAirのサービス画面(左)と、位置情報の受信機および発信機 |
同社はこの実験を計3回行い、いずれも捜索開始から15分以内に高齢者を発見することに成功した。
LiveRidgeは2017年春の本格市場導入を目指してシステム開発を進め、防災・災害対策や子どもの安全対策など、同様の位置検索ニーズを持つサービスに適用範囲を拡げていくという。