NTT東日本は2016年8月31日、AWSなどのパブリッククラウドに、フレッツから簡単・セキュアに接続できるという新サービス「クラウドゲートウェイ」シリーズを発表した。
9月1日から「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」、10月11日から「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」を提供開始する。
「クラウドゲートウェイ」シリーズのサービス概要 |
1つめのクラウドゲートウェイ アプリパッケージは、パブリッククラウドにインターネットを経由せずに接続する機能と、アプリケーションサーバをパッケージ化して提供するもの。現時点ではAWSのみへの対応だが、NTTコミュニケーションズのECLなど、他のクラウドにも今後順次対応していくという。また、9月時点で利用可能なアプリケーションはActive DirectoryとWordPressとなっている。
インターネットを経由しないだけでなく、回線認証機能により、ユーザー指定のフレッツ光回線からのみ、クラウドへ接続させることができる。
月額利用料金は4万5000円から。これには100GB/月の通信料が含まれており、以降、100GB超過するごとに自動で超過料金3万円が加算される。なお、利用にはフレッツ光の契約が必要だ。
2つめのクラウドゲートウェイ クロスコネクトは、閉域網経由でクラウドに接続したいユーザー向けのサービスで、NTT東日本のフレッツ・VPNサービスからパブリッククラウドに接続できる。
10月のサービス開始時点で対応するクラウドは、AWSとニフティクラウドで、複数のクラウド接続に要する手間を削減できるという。
月額利用料は「100M接続プラン(共用型)」の場合で7万円から。なお、この料金以外に、フレッツ・VPN ワイドまたはフレッツ・VPN プライオの利用料も発生する。
NTT東では、クラウドゲートウェイ アプリパッケージとクラウドゲートウェイ クロスコネクトのOEM提供も行う。パートナー企業は、自社ブランドで両サービスを販売することが可能だ。