ソフトバンクは2016年7月20日、Altair Semiconductor社と太陽誘電と協力し、IoT機器向けのLTEモジュールを開発したと発表した。2017年前半にIoT機器を取り扱う企業向けに提供開始する。
今回開発したモジュールは、3GPPが定めた標準化規格「カテゴリー1」(Cat. 1)に準拠したチップを搭載しており、小型・低消費電力が特徴。通信速度は上り最大5Mbps、下り最大10Mbpsとなっている。
また、3GPPの最新規格である「リリース13」にも将来的に対応可能なのも特徴。リリース13では、新たに「カテゴリーM」(Cat. M)と「NB-IoT」の2つのIoT向け規格が標準化されている。
今後ソフトバンクのLTEネットワークがリリース13に対応することにより、同モジュールは「電池駆動で10年以上稼働する超低消費電力モジュールへ進化」するとしている。