レコモットは2016年6月6日、同社のセキュアMAMサービス「moconavi」とSansanのクラウド名刺管理サービス「Sansan」との連携機能の提供を開始した。
この連携機能により、moconaviはSansanのAPIを利用し、moconaviのセキュアコンテナ内のアドレス帳としてSansanの名刺データを参照できるようになる。これまでもSansanのAPIを活用したクラウドアドレス帳サービスは存在していたが、それらは同期型でSansanの名刺データのコピーを持つ多重管理だった。それに対して今回の連携では、Sansanの名刺データをリアルタイムに直接参照するため、名刺データ反映のタイムラグなどが発生しなくなるという。
また、スマホ上のmoconaviのメールクライアントから、スマホのメールアドレスではなく会社のメールアドレスでメール送信することが可能になった。
さらに電話の着信時には、発信元の番号から『Sansan』の名刺データを検索し、着信時に発信者情報としてスマホに通知する機能も追加された。発信者情報はスマホ上に残らず、スマホに名刺情報を登録する必要がないため、個人情報の漏えいなどの心配はないという。