京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、イベントにおける来場者サービスや災害時の通信確保に活用できる、小型・軽量の可搬型Wi-Fiステーションを提供開始する。
可搬型Wi-Fiステーションは、商用電源がない場所でもWi-Fiスポットを構築できるシステム。無線LANアクセスポイント、PoEスイッチ、バッテリーなどの機材を持ち運び可能なケースに収容しており、簡単に組み立てられるという。
花火大会などのイベント会場や避難所におけるWi-Fiスポット提供に活用できるほか、AC100V出力を備えているため災害時には非常用電源、平時には無停電電源装置(UPS)として利用可能だ。防水防塵性能を備える屋外タイプと、より小型・軽量化された屋内タイプの2タイプがある。
屋外タイプは2016年5月16日から提供開始で、価格は70万円~。屋内タイプは同年6月15日から提供開始で、価格は35万円~。基本構成にはケース、無線LANアクセスポイント、PoEスイッチ、蓄電池が含まれる。オプションとしてバックホール回線、太陽光パネル、拡張バッテリーなどが提供される。
KCCSは今後、同システムをイベント運営会社や地方自治体向けに展開するという。
可搬型Wi-Fiステーション(屋外タイプ) |