NECプラットフォームズは2016年2月4日、各種設備や農場など現場の遠隔監視システム「コルソス CSDJ」を発売開始した。
遠隔監視システム「コルソス」シリーズは、1972年に発売開始以来、下水道施設をはじめとする設備監視装置として利用されてきた。そのコンセプトは、制御部・インタフェース・通信部・ソフトウェアのワンパッケージ化をすること。それを継承しながら、新製品ではIoTなどの市場ニーズに応えるため、様々な環境に適用できる柔軟性や拡張性、簡易性、低コスト化を追究したという。
コルソス CSDJのパッケージには、CPU、デジタル・アナログインターフェース、通信機能、ブラウザ、ソフトウェアが含まれている。設備の稼働状況・故障情報、上下水道の水位・流量などを各種通信インフラ経由でモニタリングする。
単体運用、クラウド運用、オンプレミス運用のいずれにも対応しており、運用形態や施設の規模に合わせて導入することができる。また、拡張IOボードと親子接続により最大96入力まで増設できる拡張性を備えているため、監視点数の多い大規模な設備でも利用可能だという。
販売価格は、標準タイプCSDJ-Bが28万円(税抜、以下同)、親子接続対応CSDJ-Hが42万円、データ通信タイプCSDJ-Dが18万円。出荷開始はいずれも3月20日を予定している。
遠隔監視システム「コルソス CSDJ」 |