パナソニックと成田国際空港は2016年2月1日、次世代無線LAN「WiGig」を使用したWiGigスポットの実証実験を世界で初めて実施すると発表した。
WiGig(IEEE802.11ad)は、60GHz帯を用いる無線通信規格。通信距離は最大10m程度と短いが、既存の無線LANの10倍以上の高速通信を実現できる。無線LANの業界団体であるWi-Fi Allianceが2016年内にWiGigの相互接続認証プログラムを開始する予定だ。
今回の実証実験では、成田空港内にパナソニックが開発を進めるWiGig対応アクセスポイントを設置。利用者は専用端末で高精細映像のダウンロードを体験できるという。実施場所は成田空港 第2旅客ターミナルの出発ロビーで、2月18日~2月26日まで実験は行われる。