NTTドコモ、LTEのサービスブランドは「Xi(クロッシィ)」に決定、新たな企業ビジョン「HEART」も発表

ドコモは同日、今年12月にサービスを開始するLTEのブランド名を「Xi(クロッシィ)」とすることも発表した。

LTEサービス「Xi(クロッシィ)」のロゴ

Xは「人、物、情報のつながり」「無限の可能性」、iは「イノベーション」「私」を意味しており、さまざまな人や物、情報が有機的につながり、新たなイノベーションを引き起こしていくことを表現しているという。

LTEのサービス開始時点の通信速度は、一部の主要屋内施設では下り最大75Mbps、その他のエリアでは同37.5MbpsとFOMAの約10倍の高速化を実現する。約3倍の大容量、約1/4の低遅延なども特徴で、これらの高度なサービスを表現するために端末にロゴを入れていく。

エリア展開は、まず東京・名古屋・大阪地区で約1000局、人口カバー率7%、2011年度に県庁所在地級都市に約5000局、人口カバー率20%、2012年度に全国主要都市に約1万5000局、人口カバー率約40%を目指すとしている。端末については、サービス開始当初はPC向けのデータ通信端末を提供する。FOMAとのデュアルモード端末で、その後、LTE対応のハンドセット端末が2011年末に登場する予定。料金体系や端末などの詳細は11月に発表するという。

LTEのロードマップ(出典:NTTドコモ決算資料)

また、ドコモは2020年に向けた新たな企業ビジョン「スマートイノベーションへの挑戦―HEART-」を発表した。これまでの10年間は「MAGIC」というビジョンの下、モバイルの普及拡大を目指してきたが、今後10年間は「モバイルを核にした総合サービス業を目指す」(山田社長)としている。

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