IoTデバイスとクラウドを簡単に接続
このWindows 10 IoTを搭載したデバイスを、IoTアプリケーションやデータ分析ソフトウェア等と接続する“ハブ”の役割をはたすのが、Microsoft Azure IoT Suiteである。デバイスの接続や設定管理、モニタリング、イベント検知、データ分析といった機能/サービス群で構成され、デバイスを接続するだけで、リモート監視や資産管理、予兆保守といった汎用的なIoTの用途を実現するシステムが容易に構築できるという。
Azure IoT Suiteとデバイスの連携イメージ
日本マイクロソフトは、このWindows 10 IoTとAzure IoT Suiteの組み合わせで、IoT活用に取り組む多様な業界を開拓していく考えだ。
そのもう1つの鍵となるのが、IoTデバイスやIoTアプリケーションを開発するパートナーとの連携である。今回、新たなパートナー向けプログラムとして「Microsoft Azure Certified for IoT」を立ち上げた。IoTデバイスを探している企業に対して、マイクロソフトが認定したデバイスパートナーを紹介。また、デバイスパートナーにはAzure IoT Suiteのテストで認証を受けたハードウェアやプラットフォーム、サービスを提供する。
日本マイクロソフトで業務執行役員・IoTデバイス本部長を務める菖蒲谷雄氏は、パートナーとのエコシステム拡大に重点的に取り組んでおり、「デバイスのパートナーだけでなく、業界別ソリューションを持つパートナーや、デバイスコネクティビティ、分析といった分野に強みのあるパートナーも増えている」と話した。下写真のように、Windows 10 IoT搭載デバイスやソリューションの提供がすでに始まっている。
Windows 10 IoTデバイスとサービスを活用したソリューションの例