ジュニパーネットワークスは2015年11月10日、九州工業大学が同社のネットワーク製品を導入したと発表した。コアスイッチの「EX 4550」をはじめフロアスイッチやPoEスイッチなど、合計200台以上の製品を採用したという。
九州工業大学では従来、3カ所のキャンパスごとに個別にネットワークを構築・管理しており、投資・運用効率の面で課題を抱えていたという。そこで、ネットワークの一体管理の実現や高性能化などを目的として、今回ネットワークの大規模更改を行った。
ネットワーク製品の選定にあたっては、特に10GBase-Tポートへの対応を重視。また、集中管理を容易にするため、コアスイッチ、フロアスイッチ、PoEスイッチを同一ベンダーで提供できることを求めた。そして、これらの要件を満たしたなかで、コストと性能のバランスに最も優れていたジュニパー製品を採用したという。
3つのキャンパスの運用管理には、ジュニパーのネットワーク管理ソリューション「Junos Space」を活用。各キャンパスに設置されたEX 4550はバーチャルシャーシ構成になっており、1台のコアスイッチとして管理可能になっている。また、キャンパス間は、電力会社系のダークファイバーを使って40Gbpsで結び、障害時も通信会社系の光ファイバーをバックアップ回線として利用して100Mbpsでの通信を確保している。
九州工業大学のネットワーク構成 |