総務省は「020番号」をM2M専用の携帯電話番号として活用していく方針を固めた。2015年10月27日、情報通信審議会電気通信事業政策部会が答申案をまとめ、11月26日にまで意見募集する。
背景にあるのは、携帯電話番号の枯渇とIoT時代の到来だ。総務省によれば、070/080/090の携帯電話番号のうち、今年3月末時点で残っているのは4420万番号のみ。IoT時代を迎え、M2M用の番号需要が増加するなか、3年後には枯渇する可能性があるという。M2Mに利用される携帯電話番号は、2020年には4200万番号に達するという予測もあるそうだ。
そこで、「M2M等専用番号」として020番号を活用。IoT時代の番号需要に応える。070/080/090の携帯電話番号は11桁からなるが、M2Mの場合、ユーザーが番号を認識する必要がない。このため近い将来、桁数を増やすことも想定しているとのこと。
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