KDDIとKiiは2015年9月29日、クラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」の機能として、イントラネット接続型モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤「mBaaS by Kii」を9月30日から提供開始すると発表した。
mBaaS by Kiiは、モバイルアプリやIoTデバイスのサーバー側の機能をクラウドで提供するサービス。利用者は、自らサーバー開発や保守をする必要なく、ユーザー管理、データ管理、プッシュ通知、位置情報、アプリ分析などのサーバー機能をクラウド上で利用できる。
インターネット接続に加えて、KDDIのイントラネット回線「KDDI Wide Area Virtual Switch(WVS)」との接続を標準提供するのも特徴だ。KDDIによれば、イントラネット回線との接続を標準提供するモバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤は国内初。このため、セキュアな環境下でアプリの開発と利用が行えるとしている。
mBaaS by Kiiのサービスイメージ
また同日、Kiiは、IoT時代の新たな企業間関係を生み出すため、「Kiiコンソーシアム」を設立したとも発表した。主要パートナーとしてKDDIと大日本印刷が参画するなど、すでに21社の参加が決定しており、来年3月末までに30社に広げていく予定だという。