東海の大手CATV会社が「GPON」を選んだ理由

東海地区CATV大手CNCIグループ会社のスターキャット・ケーブルネットワークは、GPONとCMC(ケーブルメディアコンバータ)を導入した。ネットサービスの高速化とコスト低減を同時に実現している。

「CATV事業者の大きな課題の1つは、集合住宅へのネットサービスの高速化だ。GPONとCMCは、この課題をクリアできるソリューションになる」

こう語るのは、東海地区で10社のケーブルテレビ(CATV)会社をグループ企業に持つコミュニティネットワークセンター(CNCI)で、営業本部ソリューショングループ長を務める澤崎栄治氏だ。

コミュニティネットワークセンター(CNCI)  澤崎栄治氏
コミュニティネットワークセンター(CNCI) 営業本部ソリューション グループ長 澤崎栄治氏

CNCIは事業持株会社としてグループ各社にソリューションを提供し、インターネットサービスの競争力を強化するためインフラのFTTH化を進めてきた。グループ各社の多くが、すでにFTTHサービスを開始している。

そのうちの1社であるスターキャット・ケーブルネットワークは2014年10月、名古屋市内(緑区・守山区を除く)の集合住宅向けにFTTHサービスを開始した。この「スターキャット光」は、他のCNCIグループ局がGE-PONを導入していたのに対し、GPONを採用したものだ。

また、同社は、同軸ケーブルによるインターネットサービスを高速化する「ケーブルメディアコンバータ(CMC)」も採用した。光ケーブルの導入が困難な集合住宅等に、既存の同軸ケーブルを使ってより高速なサービスを提供できるようにしたのだ。

月刊テレコミュニケーション2015年6月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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